分譲地のメリット・デメリットとは

  マイホームを建てようと思ったら、まずは土地探しをする必要があります。土地選びはその後の家づくりに関わる重要な要素ですので、しっかりと検討することが大切です。そこで今回は、土地を購入する際の選択肢のひとつとして人気の「分譲地」について、そのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。


分譲地とは

分譲地というのは、もともと宅地でなかった場所を造成・区画整理して販売している土地のことです。数区画から数十区画まで、分譲地によってその規模はさまざまで、なかには「○○ニュータウン」というように100区画以上の大規模分譲によってひとつの新しい街を形成しているところもあります。

ひと昔前までは分譲地というと、同じようなデザインの家が窮屈に立ち並んでいるところもありましたが、近ごろは隣家との距離を広々と確保したり、庭への植栽を義務づけて街の緑化を促進したりと、景観を大切にした分譲地も増えているようです。

大規模分譲地の場合には、「緑と水の街」、「子育てタウン」などのように、それぞれコンセプトを設けた街づくりをしているところも多く、「分譲地=デザイン性の高い新しい街」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

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分譲地のメリット

では、一般的な売地と比べて、分譲地に家を建てることにはどのようなメリットがあるのでしょうか。具体的にみてみましょう。

インフラが整備されている

分譲地は住宅を建てることを前提に造成された土地ですので、住宅に欠かせない電気や水道などのインフラがあらかじめ整備されています。そのため、土地を購入する際の総額がある程度わかりやすいというメリットも。一般的な売地では、こうしたインフラが整っていないところも多く、その場合は土地の購入者が費用を負担して工事を行わなくてはいけません。立地条件によっては工事費が大きく膨らむ可能性もあります。

同世代の家族が集まりやすい

古くからある住宅地で土地を購入すると、すでにでき上がったコミュニティのなかに入っていくことになるため、なんとなく居心地の悪さを感じる方も少なくありません。その点、分譲地の場合は、新しくコミュニティが形成されるわけですから、土地を買うのも、家を建てるのも周りと同じようなタイミングなので、近所付きあいがしやすいというメリットがあります。同世代の家族が集まりやすく、また子ども同士も年齢が近くなることが多いので、子育て世代にとっては大変よい環境だといえるでしょう。

街並に統一感がある

分譲地の多くは景観を保つために、家と家との間隔を定めたり、建てられる階数を制限したりと、街並に統一感を持たせるような工夫をしています。

分譲地のデメリット

では反対に、分譲地に家を建てた場合、どのようなデメリットが考えられるのでしょうか。

建築条件が付く場合がある

分譲地のなかには、「建築条件付き」の区画が多みられます。これは、指定された施工会社(住宅メーカー)で家を建てることを条件に売り出された土地のことで、この区画を選んだ場合には、基本的にあらかじめ決められている施工会社以外で家を建てることはできません。そのため、自分たちの希望の施工業者を反映できないというデメリットも。

分譲地にはメリット、デメリットがあります。上記を参考に、自分のライフプランに合わせて分譲地に家を建てるか建てないかを決めてください。

 

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